例年中庭に響く子供達の声が、今年は聞こえない。
ここ数年、玄田が鬼役となって子供達の攻撃を一手に引き受けていたのだが、今年はまさに“鬼の霍乱”。
屈強な肉体にも流行り風邪は容赦なく、幸いインフルエンザではないとの診断だったが、子供達に感染すわけにはいかないと、隊長室へ隔離となった。
代わりに、進藤と緒形が赤鬼と青鬼に扮する案でまとまり、本人たちもそのつもりでいたのだが…。
それに先立ち行われたおはなし会で、珍しく緒形が情感たっぷりに『泣いた赤鬼』を読み聞かせしたせいで、子どもたちはすっかり鬼に感情移入してしまい、豆まきどころではなくなってしまったのだ。
進藤が朝からはりきって用意したパチンコや盾、その他もろもろの玩具。そして豆。
「おい、この豆、どうするんだ」
最近、子供達の攻撃もエスカレートしてたからな。
多少は牽制のつもりもあったが、ちょっとやりすぎたようだ。
行き場のなくなった豆は、煎り豆にして独身寮に配られた。----------
特殊部隊の、ラブとか関係なく、どーでもよすぎる日常。
つーかオチが無理やりすぎ。
美容院にいる間、妄想時間はたくさんあるし、このオチをどうにかしようかと思ったけど、髪を切るのに明也や篤さんは床屋だよね、そして進藤は美容院で、実は黒髪なのを染めてるといいよ、とか別のことばかり妄想して、脳内推敲ができませんでしたので、ダメっぷりをこのまま晒すことにします。…orz
NHK教育を見てると、忘れた頃に『泣いた赤鬼』(おとぎのへや=人形劇の番組)の再放送をやってて、毎回つい観てしまって、必ず泣くんですよね、って話。
豆は、落花生だったら煎ったのより茹でたのが好きです。
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