01/13
Tue
2009
『革命』p16
カミツレのハーブティーを飲みに行くというそのささやかな約束は、十一時に武蔵境の駅前で待ち合わせだ。
p19
踵の低いショートブーツで基地から駅前までほとんど走り詰めたが、十一時には五分遅れた。堂上はもう駅の階段を上がった券売機の前で待っていた。
p20
「で、切符はどこまで買えばいいんだ」
「あ、立川まで……」
「待ってろ」
『別冊1』p265
わざと十五分遅れていくと、堂上はやはり先に来ていて券売機のコンコースに上がっていた。
「お待たせしました」
自分のほうが背が高いと上目遣いで窺うのが難しい。俯いてから窺うことになる。
「いや、大して待ってない。切符は買っといた、行くか」
え、行くってどこへ。郁が訊く前に堂上は切符を手渡して言った。
「今日の行き先は俺が決めた。いいか?」
「あ、はい……」
郁も考えてきたわけではないので頷く。すると堂上は何気なく郁と手を繋いで改札へ向かった。
うんうん
Re:
誘導しなくていいからー(笑)
Re:ふふふー
お疲れ様でした!
Re:
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